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★おじさん探検隊★

2006年6月4日(日)13:30〜17:00 天候 曇時々晴

Produced by 利助/Edit by seabass3


◆Text & Photo HTML/CSS by 利助 2006
Camera Canon EOS30D  Lens SIGMA17-70mm

【ご注意】
★自生地に関するお問い合わせにはご回答いたしかねます
★テキスト・画像には著作権が存在します
★同時期に書いた「始めようネイチャービオトープ seabass3ビオトープグレードアップ編」と共通デザイン(別名手抜き)です・・(^^ゞ


◆プチ探検隊◆

seabass3家で睡蓮鉢の仕立てを終了後、「プチ探検隊」を実施いたしました。
今回は何かと変動要素が多く、結構直近までドタバタしておりましたので掲示板での公募はいたしませんでした。「今度は参加してみよう」と思っておられた方には申し訳ないことをしました。また当日中止になっても対応できるように(*)近場の心当たりの方のみのご連絡となりましたことを重ねてお詫び申し上げます。
次回はしっかり企画を立てて募集したいと思いますのでご容赦下さい。また、突発的な探検隊があるかも知れませんので、参加してみたいと思われる方はいつでも結構ですので私にメールを下さい。突発募集の際のメーリングリストに入れさせて頂きますm(__)m

さて、そんな訳で都内近郊H駅で待つ現地集合メンバーのもとにseabass3家を後にしてビオトープメンバー3人+ことらさんが向かったのでした。アバウトなダメ隊長の携帯にはmameさんから「今着いた。改札集合って2つあるんだけど」と留守電が入ったり、ポルンさん親子もことらさんが連絡を取ったり現地集合組を大混乱させてしまいました。う〜ん、あんな郊外の駅に出口が二つもあるとは!という事で申し訳ござらぬ。
合流メンバーと合わせて総勢大人7人、お子様1人の合計8名。ポルンさん、ポルンさんお子様は初対面でしたが後は探検隊・オフ会でお馴染みのメンバーです。とりあえずお約束でご紹介。


【第5回探検隊参加者名簿】
HN 解説・・?
seabass3 エビ鑑定委員。探検隊で過去発見したのはヨコエビだけですが(汗)。伝説の珍エビ捜索隊の隊員でもあります
fumirisuさん 植物鑑定委員。隊長が女性隊員密着なので放置された野郎共の面倒を。(爆)頼れる兄貴分です
武さん 英語かドイツ語が必要になった際の通訳(出番は無いと思われる)緻密な思考、探検隊の頭脳です
mameさん いつもニコニコ優しいお父さん。長老です。お話しているだけで優しい気持ちになれる癒やし系
ことらさん 初参加。写真や爬虫類など幅広い知識を持つ健康的な知的美人。魚獲りを中心にズブズブ経験は豊富
ポルンさん&リトルポルン 初参加の美人母娘。ポルンママはリサイクルでお馴染みの育成実力派。お世話になった方も多いはず
利助 隊長兼雑用係(企画立案、メンバー募集、運営実施、記事執筆)

アリエスさん、銀猫さんも参加予定でしたがそれぞれ急病、お仕事でキャンセルとなってしまいました。次回はぜひご一緒しましょう!
そして今回、仕事の都合により参加できなかったカージナルさんより、
カーちゃんの魂
のみ参加するとお申し出頂きました。カーちゃんの魂は私がしっかりとスーパーの袋に、袋に・・・あれっ?どこ行った?あらま、さっき電車に(笑)。今度はぜひ参加して下さいね。山梨方面隊も具体化して行きたいと思います。

(*)恒例(高齢)により一週間程前から体調を崩しており、おまけに多忙が続いていたことで倒れる可能性も50%ほどありました(^^;最悪身体が動かなくなる病気ですので中止も視野に入れて事前メールで伏線をはっていたため皆様にご心配をおかけいたしました。心よりお詫び申し上げます。

◆ヤナギタデ◆

場所的にはどこでも良かったのですが、seabass3の家(さいたま市)から近場で水草が豊富となるとH市のO川ぐらい。一応下調べはしてありましたが、私も初めての場所なので本当に水草が見られるかどうか分かりませんが行ってみることにしました。
駅から向かう途中、手書きで段ボールに「カブトムシ幼虫200円」「クワガタ成虫100円」と書いてある看板の前でインターセプトされました。fumirisuさんあたりは一人だったら買っていたかも知れません。そう言えば所々に無人野菜販売所があり、ポルンさんの鋭い視線に主婦魂を感じました。
それやこれやで他人から見れば得体の知れない老若男女集団はあちこち見物しながらまったりとお散歩して行くのでした。

探検隊の良さは気の合う同じ趣味の友人達と時間を共有することなのでお散歩して最後に「水草は無かったね」でも良いのです。と格好良い事を考えていたのもつかの間、透明度の高い川が見え、水中あちこちに群落があるのを確認した瞬間に隊員諸氏の事及び体調の悪さは一瞬にしてキャッシュメモリーからクリアーされ「水草だ、水草だ」とアドレナリンが吹き上がってきました。ズブラーの本能ですね。何回行っても心躍る瞬間。
この手の川にはおなじみのミクリ、クレソン、カワヂシャ、セキショウモ(バリスネリア・スピラリス)などの他にバークレアのような葉の赤系の水草が目に付きました。私も利根川からドブ川まで色々な川を見ていますが初めて見るタイプの水草です。
よく見てみるとタデ科(Polygonum)、よく齧ってみると(笑)なんとヤナギタデでした。(Persicaria hydropiper (L.) Spach)なんで学名出すのかって?種小名を見て下さい。hydropiper、水の胡椒ですよ。齧って同定できる数少ない水草です。ことら隊員にも齧ってもらいましたとも、ええ。どんな味か感想を聞いたところ「なんか青臭い」、やや間を置いて「ビリビリ来た」と一人時間差のご感想でした。刺身のツマにも使うホンタデなので食べられますが、うら若き乙女が正体定かならぬ親父の差し出す怪しい草を信用して口にして頂けるとは感激しました。リトルポルンちゃんには食べさせませんでした。家の子は1年生の時に食わせたところ泣いてましたので(爆)。
mameさんからは「蓼喰う虫も、の蓼やね」とフォローが入りましたが、まさしくその通り、こんな苦い刺激のある葉を食べる虫もいることから出来た諺ですね。そんなmameさんには私から「亀の甲より年の功」を。お話しているだけで和める本当に良い方です。
私は田んぼ歩きの際にはヤナギタデとハッカを交互に噛みながら歩きます。シャッキリしてクセになります。食うべきかどうかseabass3や武さんは私の顔色を伺っている様子でしたが、顔色見ても無駄です。いつも黒いですから♪
水中化して水槽で楽しめるタデは身近にわりとあるのですが自然下でこれほど綺麗な水中葉を展開しているのは初めて見ました。前回少し書いたように湧水が水源であるため様々な面で生育に有利なのでしょう。タデではシロバナサクラタデが好きで、どう見ても普通の雑草のような植物ですが水中化するとにぶい光沢のある他種に無い雰囲気の水草になります。わりと普通に生えているものなので、ぜひ探して見て下さい。


◆帰化種の路◆

川沿いに歩いて行くと、薄紫の綺麗な花が多数咲いています。遠目には湿地植物のイヌゴマかミゾコウジュに見えましたが、やや雰囲気が違い持参した植物図鑑にも該当する植物は見つかりませんでした。当日は頭に毒が回っていまして記憶の引き出しもなかなか開きませんでしたし(汗)。
fumirisu隊員はさすが「帰化種のようだ」と指摘をされましたが、1時間後にハタと思い当たった植物があり(遅っ^^;)正解はまさに帰化植物オオカワヂシャでした。このような清流でも他にオオフサモ(パロット・フェザー)、オランダガラシが殖えており、猛威を奮っております。生物多様性とか外来生物の話は頭で分かる部分よりも水辺を一目見て頂いたほうが直感的に分かると思います。
ここですかさず謎草発見の達人、武隊員がどう見てもインディアン・クラッスラにしか見えない水草を発見しました。この方は理科系頭脳らしい緻密さで万事アバウトな私が見過してしまうような植物をよく発見されます。探検隊には欠かせない貴重な人材ですね。ドイツ語で道を尋ねられたりした際にも助かりますし。
で、そのクラッスラですが、ここでも記憶の引き出しが重く、どこかで見たな?と考えているうちに、今度は3時間後に思い出しました。(さらに遅っ^^;)ミズハコベの水中葉でした。これは帰宅後「日本水草図鑑」と家の顕微鏡で確認いたしました。線型の水中葉だけで流れにたなびく姿は初めて見ました。水温の成せる技でしょう。

ここで大休止。リトルポルンちゃんはじめ、みんなで川に入り宝探し。近所の方も網を持った親子が川に入っており、様々な生き物を観察して楽しんでおられました。水も綺麗、水深も10cm程度の場所が続き危険も無いので本当に羨ましい環境です。一通り川遊びをしておやつタイム。リトルポルンちゃんからお菓子を頂きました。お返しに「シガレットチョコ」を(笑)。
mame隊員は川べりにしゃがみ込み、ミクロの生物を観察されておられました。なんと熱帯魚用の魚ネットを持参されていました。「はっは〜その手があったか!」と目からウロコが20枚ほど落ちました。爬虫類なら廃業です。さらに動けないのに動いているため冷たい汗も30粒ほど落ちました。(本当に「汗」)
mame隊員はヨコエビを発見されましたが、「綺麗な水」の指標生物なので見かけだけではなく水質も良いのでしょう。以前の探検隊でミゾソバに興味をお持ちのようでしたので、小さな株を採集してプレゼントしました。金平糖のような可愛らしい花が咲くと思います。お楽しみに。


◆水源へ◆

ここには事前情報でミズニラという滅多に見つからない植物があるということで、水源方向にお散歩かねて向かいました。
川は水源に向かうにつれ渓流の様相となり、fumirisu隊員が石に活着したホソバミズゼニゴケを発見しました。こんなところにあるものなんですね。
水源は「植生保護のため」立入り禁止となっており、ついにミズニラは見つかりませんでした。植物は見つからなくても気持ちの良い風が吹きぬける雑木林のお散歩が爽快で、気分も良くなってきました。やはり自然が一番の癒しですね。
雑木林では地元の子供達が太いクヌギの木の上にクワガタがいると騒いでおり、見てみるとたしかに黒光りする生き物が動いていました。東京でも探せばまだまだ自然が豊かな場所がありますね。

写真は川に突き出したクヌギの木から水中を調査することら隊員です。川にも素足で入られ、手馴れたズブラーぶりを見せて頂きましたが、話を伺ってみると子供時代から好きで魚獲りなどを趣味とされていたようです。
私が倒れたら隊長代理になれる逸材で、非常に有望な後継者が出来ました。安心して隠居できます(笑)。おじさん達、ちゃんと指示に従ってね。

水源近辺は広範な保全エリアとなっており、自然保護のボランティアの方も見かけました。私も地元で少しだけ関わっていますので分かるのですが、この世界は価値観が統一されていないのです。最後に休憩した公園にちょっとしたビオトープがあったのですが、帰化種が結構使われていました。
水辺の植え込みのマルバハッカ、植えたのか入り込んだのかオオカワヂシャ、クレソン・・・。NPOや市民団体を指導する自治体や研究者の考え方の部分なのですが、個人的に尊敬する神戸大の角野先生や東大の鷲谷先生はこのような状態をやや不機嫌な表現で論評されており、特に案内板には「自然再生」というこの世界では重い言葉が使われておりましたので私もそのように感じましたがこれは余談。


◆アフター◆

アフターは恒例の茶話会です。私の好きな「営業マンのオアシス」のコーヒーチェーンのテラスにテーブルと椅子を並べて歓談しました。実はわたくし見かけによらずこの店のミルクレープの大ファンです。私が典型的パターンなのでしょうけど、酒飲みが身体壊して飲めなくなるとスイーツに走る傾向があるようです。
この時すぐ近くに某大手居酒屋チェーンがあり、武隊員、ことら隊員を筆頭とする学名uwabami.sp.またはnondakure.sp.(主な自生地:居酒屋)に分類され、看板の明かりに吸い寄せられてしまう習性を持つ隊員諸氏の頭のなかでは、

「なぜ居酒屋じゃなくて茶なんだ!なぜだ!酒が飲みてぇんだ、酒、酒をくれ、か、金ならある」

という怨念が渦巻いていたそうです。(後で武隊員、ことら隊員からメールでツッコミがありました)まあ、お子様も一緒でしたし。何よりseabass3@管理人さんもあまり飲まれないし、茶話会をご要望でしたから・・・と振っておきます(^^;こういう時だけ管理人さんとか言うなよぉという突っ込みは無しの方向で。

「げろげろ、俺はすでに死んでいる、帰って寝よ」

と自分のことしか考えていない病人隊長の判断ではなかったと思います、たぶん(^^;と言うか、ご期待に沿えず誠に申し訳ございません。実はあの後地元の駅に着いてから歩く気力も無くなってかなり休憩入れてから平家ガニ並みのスピードで歩いて帰った程ですので・・。

こういう時に初参加のポルンさんやことらさんと沢山お話をしたいのですが、吸われない方を煙に巻いてしまうので、どうしても肩身が狭い煙親父のseabass3やfumirisuさんと固まってしまいます。それでも年に数回しか直接お話出来ないのでとても楽しいですね。
こういう記事でもそうですが、メールや掲示板ではどうしても伝わらない機微のようなものがあって(裏話も含めて)これがオフの醍醐味だと思います。「あの時はああ書いたけど、実は・・・」とか「本当はこう思ったんだけど・・・」とかね(^^;
初対面でも共通の趣味があれば即盛り上がれます。今後より多くの方のご参加をお待ちしておりますので、宜しくお願いいたします。隊長は頭も身体も壊れていますが、性格も壊れています。狂犬病の予防注射もしていませんが噛みませんのでご安心下さい。

ビオトープ設置から長時間お付き合い頂いたfumirisuさん、seabass3、超多忙中から抜け出してご参加下さった武さん、おやつを下さったポルンさん&リトルポルンさん、いつも穏やかな気持ちを下さるmameさん、笑顔がまぶしいことらさん、皆さんのお陰で本当に楽しい一日を過ごさせて頂きました。ありがとうございました。今回は本当に隊長不良・・体調不良でキレのあるギャグが少なかったのですが、次回は万全の体調で新作ギャグを連打いたします(爆)。
最後に、終了後ポルンさんとことらさんから私の健康状態をお気遣い頂く心のこもったメールを頂戴いたしました。この場をお借りして御礼申し上げます。本当に心に沁みました。今度は冷たい野郎共は放置して「隊長以外はレディース探検隊」を結成して楽しみましょう!(^∀^v



【第5回探検隊カットアウト】
巨大なヤゴ

この河川は水生昆虫も豊富なようで、こんな巨大なヤゴもいました。迷彩のためか何だか分からないゴミの鎧を着ておりましたが、家の睡蓮鉢に住み着いてメダカを減らしている奴と同じ大きさなので見かける事が少なくなったオニヤンマかギンヤンマなのでしょう。
近くで網を持って採集をしていた地元の少年が見せてくれました。川に入るナチュラリスト同士はすぐに情報交換できます。「興味がある」「好きだ」に理由は無くて自然に親しめば色々自分で考える事ができます。どこかで見ましたがエセナチュラリストなんて言葉はありません。
手タレ(*)はことら隊員です。新入隊員兼次期隊長です。私は利助体調です。

(*)業界用語ですが、手の綺麗なタレントさん。商品カタログやポスターなどで手を同時に絵にする場合不可欠。
seabass3とリトルポルンちゃん

seabass3はちょっと目を離すとすぐに若い女性と手を繋いでいます。しかし今回はちょっと若すぎないかい?(笑)冗談はともかく、seabass3の優しいキャラが子供にも慕われるのでしょう。私は長州小力だと言われ(*)5回ぐらい「切れてないっすよぉ」とモノマネをさせて頂きました。
リトルポルンちゃんには後半のやや体調復調後のギャグが受けてコロコロ笑って頂きました。なかなか有望です、次もおいで(汗)。
そんな優しいseabass3ですが、ファンだという美しい独身女性を1名知っています。でも久米宏に負けていることも知っています(謎)。

(*)全然似てないっすよぉ。ロバート・デ・ニーロです。
豊かな植生

こういう川は田舎には少なく、下水道の整備された東京郊外によくあります。私の地元もいい加減田舎ですが、下水道整備率が低く水草のあるような川はありません。河川の水質に関しては都心と首都圏郊外のドーナッツ現象が起きています。
それは田舎住まいの私が都心方向に探検に行く事実が証明しています(笑)。とは言え、こういう環境を見ていると違和感があるのは川辺りに付きものの田んぼがないからですね。
ホシクサやサワトウガラシは河川には生えないですからね。また探検隊でも田んぼに行きたいものです。面白さをタップリ教えてさしあげます。
オオフサモ

金魚含むアクアリウム逸出の可能性が濃厚な帰化生物。時期が早いのか湧水河川で水温が低いせいかさほどの繁茂はありませんでした。で、これが本物のオオフサモです>武隊員
2006年2月に特定外来生物に指定済みですので、採集・飼養すると罰則を受けます。野外で見かけても注意して下さい。本来雌雄異株で、日本には雌株のみ帰化していると言われています。つまり種子移動による拡散は可能性が無く、異なる水系に拡散するのは人為的な行為によるものです。
クレソン(オランダガラシ)

野菜屑からの逸出が指摘されている水辺植物。キッチン経由の帰化種としては他にタイワンシジミが有名。マシジミ系は雄性生殖で稚貝を放出しますので、台所での砂抜きから全国に帰化したと言われています。何があっても、どんな可能性の薄いルートからでも出てしまうのがこの世界。
このような場所や静岡県の柿田川などでは水中化しますが、冷水性なのか水槽に植栽してもすぐに溶けてしまいます。カワヂシャやバイカモも同じ傾向を示します。(次のミズハコベも同様)
ミズハコベ

今回最大の謎植物でしたが、線型の水中葉は本当にインディアン・クラッスラにそっくり!地元にもミズハコベがあって見慣れた植物なのですが、地元ではわんさか繁茂する上に浮葉になっているのでピンと来ませんでした。
この程度の水深(10〜15cm)で水中葉だけで水草している姿は初めて見ました。武隊員に採集してもらったサンプルを家で精査(葉の先端や葉脈に特徴があります)した結果確定です。完全な冷水性の植物なので水槽育成はクーラー付けないと無理です。


seabass3